『リバーズ・エッジ』配信開始。あわせて観たい「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画
『リバーズ・エッジ』配信開始。あわせて観たい「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画
twitterfacebookhatenalinkedin
2018/08/08
ブログ

『リバーズ・エッジ』配信開始。あわせて観たい「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画

「失われた10年」と呼ばれる、1990年初頭からの低迷期。若者たちは、将来に夢を描けない時代に埋もれ焦っていました。彼らの焦燥感や葛藤は若者カルチャーの鏡である漫画の世界に映しだされ、多くのが傑作が生まれました。それらは時を経ても色褪せず、今も愛され、映像化され続けています。

そんな90年代カルチャーのアイコン的存在が、漫画家・岡崎京子。U-NEXTでは、彼女の代表作を二階堂ふみ主演で映画化した『リバーズ・エッジ』を、本日8月8日より配信いたします。これを記念して、岡崎京子やその時代性の影響を強く受けた女性漫画家をピックアップ、その映画化作品をご紹介します。

「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画

リバーズ・エッジ

原作:岡崎京子

1993年から1994年にかけて雑誌「CUTiE」(宝島社)で連載された、岡崎京子の代表作のひとつ。女優・二階堂ふみが原作に惚れこみ、行定勲監督のメガホンで映画化。二階堂自身と、吉沢亮、上杉柊平、SUMIREなどフレッシュな顔ぶれで、若者たちの焦燥と欲望をセンセーショナルに描いています。

◆その他の「岡崎京子原作」:ヘルタースケルター

南瓜とマヨネーズ

原作:魚喃キリコ

岡崎京子に憧れ、影響を公言する漫画家のひとり、魚喃キリコ。1998年から99年に「CUTiE Comic」(宝島社)に連載された本作は、余白の雄弁さが際立ち、心に残る代表作です。冨永昌敬監督により映画化され、恋愛の普遍的な痛みと喜びが、女性たちの深い共感を呼びました。

◆その他の「魚喃キリコ原作」作品:ストロベリーショートケイクス

さくらん

原作:安野モヨコ

安野モヨコもまた岡崎京子のファンで、アシスタントも務めたことも!雑誌「イブニング」(講談社)に2001年から03年まで不定期連載されたこの作品は、江戸・吉原を舞台に花魁の生きざまをあえて青年誌で描いた挑戦作。鮮やかな世界観は、蜷川実花監督のポップな色彩感覚で映画化され、大ヒットしました。

◆その他の「安野モヨコ原作」作品:シュガシュガルーン

溺れるナイフ

原作:ジョージ朝倉

1995年にデビューしたジョージ朝倉。多作ではありませんが息の長い作品を描いており、この原作も雑誌「別冊フレンド」(講談社)にて現在も連載中。90年代末から00年代初めを時代背景に、10代の自意識をナイフのように鋭く表現。映画版でも、自身もまだ20代の山戸結希監督が切り取った青春の危ういきらめきが、強い印象を残します。

◆その他の「ジョージ朝倉原作」作品:ピース オブ ケイク

カケラ

原作:桜沢エリカ(『LOVE VIBES』)

岡崎京子と同時期にデビューし、ともに、性描写を含めて女の子の本質を赤裸々に描いて人気を二分した桜沢エリカ。1996年に集英社から発表した「LOVE VIBES」は、女の子ふたりの性別に縛られない恋愛関係、あるいは恋に似た関係を描いた作品。安藤桃子監督により『カケラ』と題された映画版では、満島ひかりが微妙な心模様を好演!

<Br><Br>

※U-NEXTでは、12万本以上の映画、ドラマ、アニメをテーマで括り、さまざまな切り口でご紹介しています。この特集の数は、5000以上。サービスサイト上では、お客様が新たな作品に出会えるよう、視聴傾向を分析し好みに合った特集をレコメンドしています。

<Br><Br>

<small>©2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社 ©2007 蜷川組「さくらん」フィルム・コミッティ © 安野モヨコ/講談社 ©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会 © ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会 ©2009 ゼロ・ピクチュアズ</small>