【新オフィス紹介】ひとつの組織として新たに生まれ変わる場所。
【新オフィス紹介】ひとつの組織として新たに生まれ変わる場所。
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2018/07/18
ブログ

【新オフィス紹介】ひとつの組織として新たに生まれ変わる場所。

こんにちは。
ブランド戦略Gの佐野と申します。

U-NEXTは2018年7月9日より、目黒セントラルスクエアの9Fに移転いたしました。
「進化するオフィス」がコンセプトのひとつであるため、日々様変わりしていくとは思いますが、「今後」への想いをたっぷり詰め込んだ新オフィスの一部をここでご紹介いたします。

ひとつの組織として進化するための1フロア、1スパン

オフィスフロアの扉を開けると、見通しのいい1フロアが広がっています。窓が多く、視界を遮る柱やキャビネットがないこともあり、端から端までが見渡せるとても開放的なスペースです。

これまで、U-NEXTのオフィスは5フロアに別れていましたが、分散していることによって「会社の方針と、現場の課題とのクラッチ合わせが必要に」(代表取締役社長・堤/以下同)なることも。もちろん、円滑に連携を取れるよう、社内コミュニケーションツールに積極的に投資をしてきたものの、社員同士で顔と名前が一致しない、所属部署以外との交流がない、他部署の動きが見えなくなるなど、オフィスの構造が引き起こすさまざまな課題を抱えていました。

そこで今回重視したのは「1フロア、1スパン」。「みんなが死角に入らない見通しのいい空間、組織を目指した」とのこと。ソフトウェアの開発手法のひとつであるアジャイルの思想に基づいて、デスクが集まった1ユニットは8人前後で構成。1ユニットをひとつのチームとして、「1つのミッション、1つの機能、1つのソリューション、といった専門性を深めていきながら、部門間を有機的につなげる」ことを重視。コミュニケーションが活発になるように、通路を広くして回遊性を高めたり、簡易椅子を用意してどこでも会話ができる工夫が施されています。

「役割やカルチャーの違う人たちが、視覚的にも物理的にも同じ空間にいる体験を通じて、問題解決のコストを減らし、風通しのいい組織作りにつなげたい」。これまでの成長速度の延長線上ではない、「非連続」なジャンプアップを目指すからこそ、今改めて「ひとつになる」ことに重きを置いています。

情報やナレッジを共有し、社内の情報格差をなくす

「風通し」の良さは、オフィス内だけにとどまりません。カルチャーとして、「情報がオープンであり、ブラックボックス化しない」姿勢を打ち出していきます。

その象徴が、ガラス張りの会議室。以前のオフィスでも一部分はガラスでしたが、それとは比較にならないほどの開放感。打ち合わせというと、少人数でも会議室にこもってしまいがちですが、「壁に閉じこもらない」というメッセージでもあるそうです。

また、オフィス内での情報共有も徹底し、執務エリアの75インチのモニターには、KPIのダッシュボードやユーザー数の変化、人気コンテンツの動向など、さまざまな情報を表示。中途社員の紹介の場としても活用していきます。

さらに、モニターを囲むディスプレイウォールには、本棚兼収納エリアを配置。エンジニアやデザイナーが所有する本や、映画やアニメの原作本など、各部門が所有する書籍を共有資産としてまとめ、誰にでも貸し出せるようになっています。

「社内の情報格差をなくし、すべての社員に平等に情報提供することで、ひとつの組織として生まれ変わりたい」。−−今回の移転はU-NEXTにとっても、「さらなる進化」を再定義し、社内に浸透させるためのベストタイミングだったのかもしれません。

国内初?のFTTD。ICT環境も最先端

日頃から動画などの大容量コンテンツを取り扱うU-NEXTでは、ICT(Information and Communication Technology)環境も非常に重要なポイントです。ささいな不具合が作業効率を低下させてしまうことも少なくありません。

そこで新オフィスでは、FTTD(Fiber to the Desktop)を採用。主流はFTTB(Fiber to the Building)ですが、個人のデスクトップにまで光ファイバーをつないでいるというから驚きです。社員はデータセンターにいるような感覚で爆速のネットワーク環境を使用できますし、「ネットワークの管理もシンプルで、セキュリティや保守性を鑑みてもメリットだらけ」といいます。

さらに、天井の中にはハイエンドの無線ルーターを配備。すべてのモニタをワイヤレス接続し、雑多なケーブルも排除しました。

ネットワークの不具合やケーブルの収まりの悪さは、積み重なると大きなストレスになるものです。最先端のICT環境により、作業効率が飛躍的に高まることを期待しています。

コラボレーションの場を通して、有機的につながる

社員が一番注目したのは、おそらくフリースペースではないでしょうか。

ファミレス的なボックス席や、夜景が綺麗なソファ席、こじんまりと使えるカフェ席に、ひとりで集中できるカウンター席など、用途に応じてさまざまなスペースが用意されています。また、各テーブルにはモニターが設置されているほか、卓上サイズのホワイトボードも用意されていて、ミーティングスペースとしてフル活用できます。4Kプロジェクターとドルビーアトモスの設備もあるので、上映会や勉強会、お客様をご招待しての発表会も行えます。

執務エリアとはまったく印象の違う、このオシャレなカフェのようなスペースは、「コラボレーションスペース」。無料のミネラルウォーターやコーヒー、お菓子も完備されたリラックス空間のため、さまざまな人がさまざまな理由で行き交う場所になりそうです。人が集まりすぎる心配もありますが、「それぞれの役割やプロジェクトに理解が生まれ、さらに有機的につながっていく場」として、大いに活用できそうです。

すべてが打ち合わせスペース。議論が生まれやすい環境を

「有機的につながる場」はフリースペースだけではありません。

特徴的なのは、執務エリアのエンジニアのスペースに置かれた3つのウイスキー樽。上には天板が置かれ、頭上にはモニターが設置されているこのエリアは、実は、スタンディングのミーティングスペースなのです。

これまでも、エンジニアチームや企画・デザインチームが立って短時間のミーティングをしている姿をよく目にしていましたが、それを日常的にできる場が用意されました。「短時間で直接会話すれば一瞬で終わるものが、会議室に集まろうとすると1週間後になってしまうこともあるし、開催されてもだらだらと進むことが多い」。このスタイルの方が効率的なのです。

また、窓の間にある柱や、ディスプレイウォール側の壁には、そこかしこにホワイトボードが。これも、パッと集まってパッと解決し、業務効率をあげようとするアイデアのひとつなのです。

細部へのこだわりが、ものづくりへと通じる

印象の異なる執務エリアとフリースペースですが、一体感を感じるのは、ともにID(Industrial Design)のベースが鉄(黒)、木、石、緑でまとめられているためです。色が多すぎず、落ち着いたイメージで、私個人としても非常に洗練された印象を受けました。

ちなみに、フリースペースにあるテーブルの天板は造作家具で、無垢の木材を使用しているとのこと。さらに、大きな家具だけでなく、コーヒーが置かれているバスケットひとつひとつも、制作の背景や物語を見極めてセレクトしているそうです。「すべての物にストーリーがあって、それを作っている職人さんがいる。社員がそうした“本物”に触れることで、自社が提供するサービスの品質、クオリティを向上させていきたい」。U-NEXTが強気のプライシング設定をしているからこそ、プレミアム感や上質感がわかる会社でありたい。堤が新オフィスに関連してよく口にしていた「神は細部に宿る」という言葉(目立たない部分までも妥協せず作り込むことで、全体の価値が決まる、という意味)が、U-NEXTの今後のキーワードでもありそうです。

いかがでしたか。
本ページでは、今後もオフィス情報をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。