『平場の月』『よむよむかたる』の作家・朝倉かすみが描く“老いと生”『棺桶も花もいらない』が4月25日発売
『平場の月』『よむよむかたる』の作家・朝倉かすみが描く“老いと生”『棺桶も花もいらない』が4月25日発売
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2025/04/25
ニュースリリース

『平場の月』『よむよむかたる』の作家・朝倉かすみが描く“老いと生”『棺桶も花もいらない』が4月25日発売

U-NEXTは、映画化を控える山本周五郎賞受賞作『平場の月』、直木賞候補『よむよむかたる』を贈り出した作家・朝倉かすみが“老いと生”を描く『棺桶も花もいらない』を、4月25日(金)より全国の書店にて発売いたします。日雇い労働、シングルマザー、天涯孤独......明日への諦念と今日への執念を抱える人々の生きざまを描く連作短編で、U-NEXTオリジナル書籍として発表した物語を1冊の本として発売いたします。

U-NEXTオリジナル書籍のnoteアカウントでは、書店員さんからの人気が高い一編『令和枯れすすき』を期間限定で全文公開していますので、こちらもあわせてご覧ください。

https://note.com/unext_pub/n/n5fa4eb0a1d89


朝倉かすみ『棺桶も花もいらない』

https://video.unext.jp/book/title/BSD0000559131

幸せかどうか分からないけど、生まれてきたから生きている──

わたしは生き生きしなくなった。「生き生き」とは正反対のありさまである。だれだったか「生き生き」の反対なら「死に死に」だろうと冗談口を叩いたことがあったが、まさにそのような状態だった。わたしは「死に死に」と日を送っていた。

お笑い芸人・吉住さん推薦

「手を差し伸べて希望を見せてくれる。そんな物語では決してないけれど、人肌を感じて救われる、そんな夜が確実にある。」

収録作:「令和枯れすすき」「ドトールにて」「もう充分まじで」「非常用持ちだし袋」「みんな夢のなか」


朝倉かすみ(あさくら・かすみ)

https://video.unext.jp/browse/credit/PER0632887/PRN0447045/book

1960年北海道生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。09年『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞、19年『平場の月』で第32回山本周五郎賞を受賞。24年『よむよむかたる』が第172 回直木賞の候補作になる。他の著書に、『ほかに誰がいる』『てらさふ』『満潮』『にぎやかな落日』など多数。


書誌情報

書名:棺桶も花もいらない

著者:朝倉かすみ

仕様:四六判/並製/288ページ

発売⽇:2025年4⽉25日

税込定価:1,870円(本体1,700円)

ISBN:978-4-911106-51-3

装画:阪本トクロウ

装丁:アルビレオ



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