U-NEXTブログ

【Interview】いまあるオフィスの進化はひと段落。これからは、さまざまな働き方に応じて、オフィスの概念を拡張

2018年7月のオフィス移転から1年が経ちました。当時、コーポレートサイトでも新オフィスをレポートしましたが、1年経った今、どのように変化したのでしょうか。移転計画全般を統括し、全体レイアウトから、家具の選定、文具のひとつひとつの購入まで、「神は細部に宿る」という言葉(目立たない部分までも妥協せず作り込むことで、全体の価値が決まる、という意味)のもと推進を担ってきたインフラデザイン部・菊池聡にインタビューをしました。移転から1年、多様な働き方を支える「オフィスの今」をレポートします。

社員の要望を受け、オフィスは日々進化している

− 早くも移転から1年が経ちました。

当時の記事でも書いてもらいましたが、「ひとつの組織として新たに生まれ変わるU-NEXT」の象徴として、「1フロア、1スパン」や「コラボレーションが生まれるフリースペース」が実現しました。以前堤が話していたように「神は細部に宿る」と掲げてペンの1本1本にもこだわりました。

− 特にフリースペースは、今後のU-NEXTを象徴するものだったように感じます。実際の反応はいかがですか。

好評の声が大半ですが、さらによくしてほしいという声もたくさんいただきます(笑)。

− それだけオフィスへの要望が強い、働く環境をよくしたいという思いが強いのではないでしょうか。当初、移転したからといって完成ではなく、「進化するオフィス」もテーマのひとつとおっしゃっていました。この1年間で進化したことはありますか。

最近大きなレイアウト変更があったのですが、大きな手間なく遂行できました。直接的に「進化」でないかもしれませんが、ソフトが変わっても、ハードを柔軟に適応できることも課題のひとつだったので、この結果には満足しています。

また、フリースペースも進化しています。当初の想定よりもいい意味で利用されており、打ち合わせや飲食といった社員向けのコラボレーションスペースに留まりません。社内での説明会・発表会はもちろん、社外の方をお招きしてのイベントも開催されているため、まずはPA環境を整えました。Dolby Atmos(R)対応の音響設備も完備しているので、映画の上映も可能です。さらには、壁面や各テーブルに設置してある計10台のモニターに同じ映像を表示できるよう、マルチモニター化にも対応しました。

− 説明会やイベントでたくさんの人が集まる時は、壁面の大型モニターが見えない場所もあります。そのため、全員が同じ環境で画面を見られるマルチモニター化は、当初から求められていました。

機材を買うとかなり値が張るのですが、イベントで必要になった時に、エンジニアチームがU-NEXT TV(セットトップボックス)を加工して作ってくれました。実際に撮影した動画を各モニターに配信するという、クローズドのライブ配信です。

− 必要に応じてないものは作る。まだまだ進化は続いているんですね。

オフィスがモチベーションと一体感を醸造する

− 先日新オフィスについて社員にアンケートを実施しましたが、満足度は非常に高いようです(下参照)。

はい、うれしいのひと言です。オフィスがきれいになったことでモチベーションがあがった、というのはうれしいですよね。

− 「1フロアになり他部署と連携しやすくなった」は、大テーマだった「1フロア、1スパン」が功を奏したといえます。「組織全体の一体感が増した」も7割近くが実感しているようです。

複数フロアに分かれていた以前と違い、席に人がいるかいないかがひと眼でわかりますからね。全員が一堂に会していることで、ここにいる全員で作り上げているサービスだという一体感も増したのではないでしょうか。フリースペースで打ち合わせしているだけでも、「この人はこのチームとも関わりがあるんだな」と新たな発見がありますよね。まさに1年前に描いていた狙い通りになっています。

箱としてではない、働き方に応じた新たなオフィスのかたちへ

− 今後の課題についても教えてください。

スーパーフレックスになったことで、いつどこで働いてもいいことにもなりましたが、翻ると、ファシリティを保守するのが難しい。たとえば、いつクリーニングをすればいいか、エアコンの稼働時間は…?24時間365日、社員が清潔で快適な環境で働けるようにメンテナンスするには、工夫も必要です。

− いつも快適であることが当たり前に感じていましたが、維持するためのメンテナンスが必要なんですね。

ビルの清掃だけでは賄いきれないところもあるので、細かなところはインフラデザイン部でメンテナンスをしてきたのですが、実は先日、ルンバをフリースペースに設置したんです。できるところは機械化して、手間をかけすぎず、誰でも気持ちよく使える空間を維持していきたいと思っています。

− 当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなかったんですね。ありがたいです。ほかにも今後の課題はありますか。

当初想定していた「進化するオフィス」について、いまある箱としてのオフィスはある程度完成と考えています。今は制度としてリモートワークやテレワークが導入されているので、この箱だけがオフィスではありません。どこでもこのオフィスと同じ生産性で仕事できるように、今後は"オフィス”という概念自体を拡張していきたいですね。

− たしかに、昨今の異常気象やそれぞれの家庭の都合など、いろいろな理由で通勤できないこともあります。

制度の進化をICTで後押ししていかなくてはなりません。今後はバーチャルな意味合いでもオフィスを拡張していきたいと思っています。

− ありがとうございます。働き方に応じてオフィスもさらに進化していくんですね。楽しみにしています。